今日のお客様は、「左側のそけい部が硬く」、「股関節が硬く」、「骨盤の高さに左右差があり」、「左の足がむくみやすい」というお悩みのある方でした。
股関節が痛くなることもあるそうです。
座りながら足を開いたり、ひざを上下させたりご自分なりのストレッチをされていましたが、変化が見られず、今回足を運んでくださいました。
1.そけい部は柔らかい
そけい部は上半身と足をつなぐ重要な部分で、たくさんの血管が走り血液が流れています。ここを硬くすると足への血液やリンパ液の流れが滞りやすくなり、むくみや冷えが起こりやすいのです。
そけい部に指の先をそっと押し込んでいくと、「スッ」と入り込んでいくような感覚で、とても柔らかい部分です。

2.優しくほぐす
股関節が硬いと、つい足をグルグル回したくなりますが、急に大きく筋肉を動かすよりも効果的なのは、硬くなっている部分を優しくほぐすことです。
同じ側の足のひざの後もほぐしましょう。
そけい部もひざの後も頑張ってほぐしてはいけません。そっと優しくあたためるように指先を押し込んでいきます。強く押すと痛くなってしまいます。
3.ひざを抱える、揺らす
そのあとに、こうして両ひざを抱えて胸に近づけます。
体が硬い方はこの形をとるだけでもキツくて、あごが上がってしまうかもしれません。
その場合は、抱えている手を離しましょう。
上半身に緊張が入らない状態でひざを曲げます。そして、胸に近づけたり左右に揺らたりと動かします。
このとき、大切なのがひざをピタッとくっつけること、ひざの高さが揃っていること、内くるぶしをつけることです。
骨盤に左右差があると辛いかもしれませんが、それを確認することが大切です。

4.終わりに
今日のお客様には、来月にお越しになるまでに続けていただくストレッチを宿題にしました。立ったまま、おウチでできる簡単ストレッチですが、体が変わる効果的な動きです。
その変化は ”心地よくなる” 感覚がご自身で得られるでしょう。
体が変化して「楽になったよ!」と笑顔を見るのが楽しみです。