特定健診のお腹周りの基準値は、女性90cm、男性85cm未満です。
お腹周りを85cm未満にしたい
「お腹周りが減りません。」という50代の男性。決して肥満の体型ではありません。標準に近い体重です。
それなのに、メタボ健診でお腹周りが85cmを超えてしまいました。次の健診までには85cm未満になりたいというご希望です。
姿勢が変われば変わる!壁に背中を付けて確認
お会いしてすぐに「姿勢が変われば変わる!」と思いましたので、こんなことをやっていただきました。
壁に背中を向けて、次の5か所が壁についているかを確認します。
1.かかと
2.ふくらばぎ
3.ヒップ
4.肩甲骨
5.頭
ふくらはぎがつかない方は、ひざが曲がりぎみです。ヒップがつかない方は腰が反りぎみです。肩甲骨や頭がつかない方は猫背ぎみです。
この方の背中はいかがでしたでしょうか・・・
「肩甲骨を壁につけ、さらに頭を壁につけようとするとアゴが上がってしまいます。アゴを戻すと頭が離れてしまいます。

猫背だと頭が離れる
背中で何度も、5か所を壁につけることを繰り返しているうちに、ご自身で気付かれました。
「肩が前に落ちているから頭が離れる。」
「肩をつけようとすると、キツイけれど胸の位置が上がってくる」と。

胸の位置を上げるだけでウエストが2cm減少した!
胸の位置を上げるとお腹の筋肉が使われて、お腹が薄い状態になってきます。お腹周りが減ってきました。測ってみると嬉しいことに2cmも減少しています!
けれども、一瞬で変わるものはすぐに戻ります。せっかく減少しても、続けなければ本当に変化ができません。
背中に壁があると思って
普段の姿勢を意識して、歩くときも座っていても常に背中に壁があると思って、体の背中側を意識しましょう。
あなたが元気で健康でキレイでいるために、習慣になるまでちょっと集中してみることが大切。変化を起こしますよ!