ととさんのストレッチルンルン

89歳ととさんのストレッチルンルン⑤

こんにちは☆杉山ゆみです♬

こちらは、レッスンに参加されるる方たちの中の最高齢の89歳、通称ととさんが12年前から始めたストレッチや日常の様子をお話しています(ととさんってどんな人?→私の母です)。

前回は私が仙台から東京に帰り、ストレッチクラス再開のお話をしました。ととさんを誘いましたが、ひざが痛いのと人の中に入っていくことが苦手なととさんは「行かない」と言いました。

ですので、一人でできるストレッチと、ひざの周りをほぐすことを伝えて声をかけることはやめにしました。習い事というのは、自分がやると決めないと意味がありません。そっと見守ることにしました。

新しいクラスにととさんが入ってきた

東京での日々が軌道に乗ってきたころ、再開されたクラスの他に、新しいクラスを作ることになりました。そこは比較的ととさんの家から近い場所でした。

ととさんは「あたし、レッスンに行くわ」と言ってきました。「行く」か「行かない」かハッキリしています。「うーん、どうしよう」っていう中間があまりないんですね。

どうやら、ひざの調子が良くなったようで、新しいクラスならお互い知らない人ばかりだから、世間話が苦手なととさんにも入りやすかったのでしょう。

わあ、体柔らかいですね!

ととさんは、昔から前屈や開脚が上手でした。新しいクラスでベターっと柔軟な姿を見て、いろいろな人に「わあすごい!体が柔らかいですね!」と声をかけられるようになりました。

「いえいえ」といいながらちょっと嬉しそうでした。私はその表情を見て本当に参加するを決断してくれて良かったと思いました。ととさんの公務員人生で「わあ、体が柔らかくてすごい!」なんて褒められたことはないはずです。

みんなでランチ

たぶん、この頃からととさんは人と話すことが苦ではなくなってきたように思います。終わるとさっさと帰っていたととさんが、ランチにも行くようになりました。

「人は人によって変わっていく」というのは本当ですね。優しい人たちの中で少しずつ、一人で頑張っていたカラがほぐれていったようです。

最後まで元気に自分の足で歩く

死ぬまで元気に自分の足で歩いて、行きたいところに行き、食べたいものを食べ、周りに迷惑をかけずに終わりたい。と思うのは誰でも願うことでしょう。

トトさんも、そして私もそう思っています。そんなに長く生きなくてもいいわとも思っています。それは、ととさんの母の最期を見たからです。

第2話目にお話したととさんの母(凛とした明治女)、ばあちゃんは私が仙台から帰ってきて2年後、102歳で亡くなりました(長寿です!)。でも、最後の一年は私が見たこともないようなばあちゃんでした。

壊れてしまいました。

子どものようにイヤイヤしたり、怒ったり、壁に向かって話していたり・・・最後の方は表情もなくなって話をしなくなってしまいました。

これを読んでくださっているあなたにも、身近に同様のことがあるかもしれませんね。

ととさんは、レッスンに通いだしてから12年、ケガをしたりひっくり返ったりしましたが、骨折することはなく、頭の中も大丈夫です。どうか最後までしっかりしていて欲しいと願ってやみません。

続く

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続きはこちらです。


第1回目からはこちらです。
89歳 ととさんのストレッチルンルン①
89歳 ととさんのストレッチルンルン②
89歳 ととさんのストレッチルンルン③
89歳 ととさんのストレッチルンルン④