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ここでは、管理栄養士としてお会いする中で、食を通して出会った多くの印象深いお話をしていきます。
血糖値が高いってなに?
61歳のUさんは年齢とともに体重が増加し、血糖値が上昇してきました。
血糖値が高いってことは、血管の中の糖が代謝しきれず残っている状態です。
食後に上がった血管の中の糖は、膵臓のインシュリンというホルモンの力で徐々に下がり一定の値を保っています。
これが下がり切らず高い状態が『高血糖』です。
血糖値が高い場合、共に検査することの多いHbAic(ヘモグロビンエーワンシー)の値も上昇しています。それが、糖尿病です。
20代の頃から10kg以上体重が増えた!
20代の頃に比べて体重増加が大きい方、10kg以上増えている方、注意しましょう。
体重の増加と共に血糖値が高くなった方の多くは、必要以上に体に糖質が入ってくる(食べ過ぎ)、または食べたものが消費しきれずに溜まってしまう(運動不足)が大きな原因となっています。
糖尿病の最初は痛くも痒くもないので、血糖値が高い状態でも気にしない方がいます。
でも
とても怖い!!放っておくと徐々に体を蝕んでいくのです。
血管の中がドロドロになり、手足の先や目、腎臓の周りの細い血管から詰まっていきます。
体がだるくなり、手足が冷たく、目が見えにくくなり、しまいには腎臓の機能が衰えてきます。
健診の数値で体は異常を教えてくれます。自覚が無くても早期に生活改善が大切。早いうちならお薬を飲まなくても自分で変えていくことができますよ。
食べ過ぎか運動不足か
「それほど食べていないよ。」というUさん。
一日の食事を聞いてみると、間食もなくアルコールも適量、食べ過ぎではなさそうです。
年齢とともに体を動かすことが少なくなり、消費しきれず残ったエネルギーが体内で脂肪に変わり、それが蓄積していったのかもしれません。
食事は食べたり食べなかったり、急に多く食べたりすることがないように気を付け、バランスよく食べることで、体にリズムを持たせることをお勧めしました。
一日の歩数を測ってみよう
あなたは一日の歩数を把握していますか?
6000~8000は歩いていただけるといいなと思います。
Uさんの歩数は平均4000歩でした。車を利用して通勤しています。
まずは、2000歩増やして6000歩にすることを目標にしました。
体調いいよ!
早速、実行されたUさん。
社内で階段を使ったり昼休みに歩いたりして、目標クリアを目指していらっしゃいます。
体を動かすようになってからは、動くことが億劫でなくなりました。
体があたたまり、血流が良くなり体調も良いそうです。
ゆっくりと体重が落ち、血糖値の値も減量と共に良くなってくるはずです。
楽しみですね。

不調は体からのサイン、そして元気になっていくことは体からプレゼントを受け取ることです。不調を取り除き、体と仲良くなっていきましょう!
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